OnTimeのログファイル名について説明してください
OnTimeのログ出力は大きく分けてtomcatのログとSQLのログになりますが、OnTimeで重要なのはtomcatの出力するログになります。
先にSQLの出力するログについて簡単にご説明します。
OnTimeがアプリケーションとして動作しているのはTomcatになるのでSQLのログにはほぼSQLが標準で出力するバックアップや日々のルーティン情報しか記録されていません。また参照するにはSSMS(Microsoft SQL Server Management Studio)をご利用ください。
ちなみに下図はSSMSからログファイルの表示を行った画面です。その中で更にWindowsのログと同時表示することで因果関係などを参照しているサンプル画像です。
このFAQでは主にtomcatの出力するログの種類についてご説明します。
tomcatのログはOnTime用フォルダ\OnTimeMS-x.x.x\tomcat\logsフォルダに記録されます。このフォルダには過去のアーカイブされたログファイルも含めて様々なログファイルが保存されています。
OnTimeがアプリとして出力し特に重要なのは以下の4つです。
- ontimegcms.log・・・OnTime本体が出力した最初に見るべきファイルです。主にユーザー操作時のエラーなどが記載されています。サポートの際もまずはこちらを確認します。
- pollarity.log・・・・・日程調整オプションでの処理及びヘルスチェック情報が記録されています。
- catering.log・・・・・ケータリングオプションでの処理及びヘルスチェック情報が記録されています。
- visitor.log・・・・・・ 来訪者管理オプションでの処理及びヘルスチェック情報が記録されています。
- mailauth.log・・・・ メールによるワンタイム認証情報が記録されています。
OnTimeではtomcatをWindowsで実行しているのでコンソールへの出力の代わりに出力するファイルも存在します。
- commons-daemon.YYYY-MM-DD.log・・・サービスとして起動したログ
- tomcat8-stdout.YYYY-MM-DD.log・・・・ 標準の出力ログです。
- tomcat8-stderr.YYYY-MM-DD.log・・・・・主にエラーを出力します。
他にもtomcatが標準で出力するファイルに以下のファイルが存在します。
- catalina.YYYY-MM-DD.log・・・・・・・・tomcat8-stdoutやtomcat8-stderrとよく似た標準出力です。
- localhost.YYYY-MM-DD.log・・・・・・・ 通常は参照しませんが、本当に何かがおかしいときに参照します。ServletAppenderのログもこのファイルに記録されています。
- localhost_access_log.YYYY-MM-DD.txt・・サーバーへの全てのリクエストはこのログに記録されています。
- host-manager.YYYY-MM-DD.log・・・・・tomcatにバンドルされているhost-managerのログです。
- manager.YYYY-MM-DD.log・・・・・・・ tomcatにバンドルされているmanagerのログです。
OnTimeのサポート用のログはOnTime用フォルダ\OnTimeMS-x.x.x\tomcat\logs\Devフォルダに記録されます。各種手動で同期した記録やバックエンドのメールボックスとの同期記録などが含まれています。
- ontime-verbose.log・・・OnTimeのバックエンドの動作の詳細情報が記録されています。
- SubService.log・・・・・ OnTimeのメールボックスの予定表同期の詳細情報が記録されています。
各種ログファイルは過去のアーカイブのファイル名には年月日が表示されています。ログフォルダが肥大化している際は古いファイルは削除しても影響はありません。また古いOnTimeのバージョンフォルダもリカバリーの予定がなければ削除しても影響はありません。