OnTime付属のSQL サイレントインストーラの実行手順及びインストールドライブ変更方法
OnTime for MicrosoftはデータストアにMicrosoft SQL Serverを使用しています。使い方にも依存しますが大体5000メールボックスはSQL Express Edtionで十分対応可能です。そしてそのためのサイレントインストール用にインストール実行ファイル及びcmdファイル他をインストールマニュアルに記載のようにダウンロード頂けるようにご準備しています。
1.インストールファイルのダウンロードと展開
ダウンロード用zipファイルは以下のURLとなります。
http://file.ontimesuite.com/SQLExpress
ダウンロードしたzipファイルは展開アプリで展開してします。
展開したフォルダとファイル
- SQLEXPRADV_x64_ENUフォルダ・SQLのインストール実行プログラム本体
- scriptsフォルダ・・・・・・・・・・インストール用各スクリプト
- sql_express_full_setup.cmd・・・サイレントインストール実行コマンドファイル
- installLog.txt・・・・・・・・・・・実行後に生成されるログファイル
2.インストールファイルの実行
“sql_express_full_setup.cmd”を選択します。マウス右ボタンメニュー「管理者として実行」を選択します。インストールの確認画面(UAC画面)が開きますので「はい」をクリックします。スクリプトが実行されている画面が出てきますので閉じずにそのままお待ちください。インストールが完了しますとコマンドプロンプトは自動的に閉じますのそのまま置いておきます。10分程度でインストールが終了します。
補足)サイレントインストールのカスタマイズ
このサイレントインストール用cmdファイルを使用するとC:ドライブにMS SQLをインストール致します。インストール先がAzure VMの場合等、データディスクはE:ドライブ以降を推薦されていますのでインストール先を変更する場合はパラメーターが記載されているコンフィギュレーションファイルの内容を変更する必要があります。サイレントインストールを実行する前にインストール先ドライブを変更する手順をご案内します。
Scriptフォルダを開きます。Scripts内はSQL Expressのインストール、ポート番号の変更、各種セットアップを行うためのコマンドファイルがあります。今回はscripts内のConfigurationFile.iniというパラメータを収めたファイルを修正します。“ConfigurationFile.ini”ファイルをテキストファイルを編集出来るテキストエディタで開きます。
マウス右ボタンメニューで「編集」を選択します。
開いたファイルでメニュー/編集/置換を選択して検索文字”C:”、置換文字”E:”として合計3つの文字列を置換します。
メニュー/ファイル/閉じるを選択して必ず保存して閉じます。トップフォルダの”OnTime (silent)-MS SQL Server 10.x”の中にに戻ります。
後は前述の通りsql_express_full_setup.cmdを選択しマウス右ボタンメニューから「管理者として実行」を選択して実行します。