リリースノート(Ver.6.1.10)
最新アップデートへようこそ。リリースでは、最新機能の実装だけで無く機能改善、バグ修正、潜在的なセキュリティ脆弱性に対処しています。リリースノートでは主要な変更点を抜粋してご紹介していますが、すべてのアップデートが詳細に説明されているわけではありません。しかし、重要な変更点は多数ありますのでリリースノートをお読みいただきバージョンアップをご準備ください。
新機能について
■OnTime 管理センター
- デフォルト設定で初回起動時の表示グループを構成できるようになりました。これにより管理者はユーザーが初めてOnTimeクライアントにアクセスした際に表示されるグループを定義できます。
- ドメイン設定で「セキュリティ ユーザー」を「EWSアンカーユーザー」に誤解をまねかないよう名前変更しました。用途に変更はございません。
■OnTime Backend
- 未使用のHTTP接続を解放しEWSの呼び出しを最適化しました。これによりサーバーリソースの消費を減らしパフォーマンスも向上させました。
- イベントの変更処理のロジックを最適化しました。これによりパフォーマンスと応答性を向上させました。
- Apache Tomcat をバージョン 10.1.34 にアップグレードしました。
■OnTime 来訪者管理
- チェックインとチェックアウトの日付/時刻を変更する機能を実装しました。これにより例えばガードマンと受付がそれぞれ異なる時刻を入退出として記録できるようになり、訪問者記録の管理における柔軟性と精度が向上しました。
- チェックインとチェックアウトのアクション用に訪問者管理画面に確認ボックスを導入しました。
- ユーザーは確認ダイアログ内で直接チェックインとチェックアウトの日付を設定または調整できるようになりました。訪問者管理の正確性が確保され、チェックイン/チェックアウト プロセス中のエラーが削減されます。
- 訪問者管理画面でカスタムフィールドのフィルター検索を実行できるようになりました。
各種修正について
明示的な不具合修正だけでなく、幾つかの安定性のための不具合修正や細かな不具合修正も行っております。
■OnTime Desktop クライアント
- 会議参加者に既存の来訪者をリストから追加する際に会社名フィールドが入力されない問題を解決しました。
- イベント詳細画面を開いたときに、ユーザーが正しい資格情報を持っていても会議招待者が表示されないことがある不具合を修正しました。
- 表示オプションの [オーバーレイを表示] オプションは存在しないので画面からなくしました。
■OnTime Backend
- カスタム選択オプションを使用した場合に静的グループが正しく機能しない問題を解決しました。
- 代理アクセスで別の人のプライベート イベントを開く際に、イベントで間違ったタイム ゾーンが表示される不具合を修正しました。
- イベントを取得するときに null ポインターによる例外エラーが発生する可能性がある不具合を修正しました。
バージョンアップを行う際の注意事項(Ver.6.1.8bと同じ内容です)
Ver.6.1.8a、Ver.6.1.8b、Ver.6.1.9、Ver.6.1.10は従来のバージョンより同期処理の機能が改善されています。ご利用のバージョンのOnTime管理センターで以下のスレッド数をそれぞれデフォルトの5に戻して保存した後に、通常のバージョンアップ手順で作業を行ってください。通常のバージョンアップ手順は「OnTime for Microsoftのアップグレード」を参照ください。
- 「ドメイン設定」の「高度な設定」タブの上2つのスレッド数はデフォルトの5と5に設定
https://admin-microsoft.ontimesuite.jp/2023/10/141/#index_id5 - 「グローバル設定/バックエンド」の夜間メンテナンス同期タスクのスレッド数はデフォルトの5に設定
https://admin-microsoft.ontimesuite.jp/2023/12/218/#index_id2
また、個別にOnTime APIで同期を実行される際は、ディレクトリ同期およびユーザー/グループ同期を実行している際は、その他の同期(写真画像同期、アクセス権同期、イベント同期)は実行しないようにしてください。必ずディレクトリ同期およびユーザー/グループ同期が実行されていないことを確認の上、その他の同期を開始するようにご注意ください。次のバージョンアップで、各種同期を要求する際にディレクトリ同期およびユーザー/グループ同期が実行されている場合はその実行要求を受け付けなくなります。