会議室検索や動的グループ設定等で利用される建物(ビル名)とフロア階数はどのように設定しますか?
OnTimeの会議室検索では下図のように幾つかの項目で絞り込みが出来ます(ドメイン設定を先進認証にした場合)。
このうち建物(ビル名)とフロア階数はまだ Exchange 管理センターに準備されていないのでPowerShellを使用して設定してください。
値が登録されると、会議室検索だけでなく、名前書式、動的グループ設定、並び替え(拡張ソート)等にも利用できます。
PowerShellでは Set-Place コマンドレットを使用して構成します。
- 構文:Set-Place -Identity “会議室の名前かメールアドレス” -Building “ヤマノ26ビル” -Floor 99 -Capacity 99
- -Identity:会議室を特定できる名前やメールアドレスを指定します。
- -Building:建物(ビル名)を文字列で指定します。
- -Floor:フロア階数を数値(Int32)で指定します。
- -Capacity:定員を数値(Int32)で指定します。
- 実行サンプルは以下の通りです。
実行結果は Get-Place コマンドレットで確認します。
設定変更が正常に実行できれば次はOnTime管理センターから手動で同期をして実際に確かめましょう。
(OnTimeは通常深夜2時にアカウント情報や権限情報は同期されます。)
ダッシュボードのDirectory Syncの右の「実行」ボタンをクリックします。
同期が完了したらOnTime管理センターのサイドメニュー/ユーザー設定/メンバー一覧で該当会議室に値が反映されているか確認します。
正常に同期すると上図のように該当項目に値が入ります。
お薦めの参考記事(とってもわかりやすいです)
Exchange Onlineで会議室管理の運用を始めるには会議室の登録などいろいろ準備が必要です。こちらでご紹介する記事は会議室管理の運用を始めるために必要となる一通りの設定をPowerShellからCSVデータを利用して一括作業で行う手順をご紹介されています。
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— Akihiro Suto (@hanaseleb1234) September 12, 2023