Office アドイン用のマニフェストファイルが XML マニュフェストから JSONを利用したTeams マニュフェストに対応する目標に向けた第一歩を踏み出しています
本FAQは「Microsoft 365 Advent Calendar 2022」へ参加しています。
Office365 コミュニティの毎年の有意義な活動に感謝と尊敬の気持ちを添えて。
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<<お詫び>>本FAQはTeamsとOfficeアドインのマニュフェストの現状の把握にとどまっており何かしら価値ある情報を現時点では提供できていない可能性もありますがご容赦下さい。あくまでも現状把握と参照用のリンク集程度のご参考に閲覧ください。
Office アプリは Microsoft 365 アプリになります。そしてアドイン実装方法もかわろうとしてます
Office アプリの名称変更が行われ Microsoft 365 アプリとなりアイコンも変更されたことはご存じの通りです。
参照「新しい Microsoft 365 アプリをご紹介します」のURL→https://www.microsoft.com/ja-JP/microsoft-365/microsoft-365-faqs
Microsoft 365アプリは常に進化を続けています。その進化の一つにアドイン機能があるのもご存じの通りです。2022年12月時点でOnTimeでは以下のアドインを準備しています。
- Outlook アドイン
アプリバー(旧Outlookではナビゲーションバー)にOnTimeを追加 - Outlook 日程調整アドイン
会議招待に関するメールから日程調整オプションを呼び出して日時調整を相談できるツール - Teams タブアプリ
Teamsのチームのチャネルにタブとして追加してOnTimeを開くときの初期メンバーをチャネルメンバーとして表示 - Teams レールアプリ
Teamsの画面左の縦に並ぶ部分にOnTimeを追加して起動できるショートカット的な機能(日本ではアプリバー、ナビゲーションバーやレールバーと呼ばれています)
そして、本FAQはこのアドイン機能(現時点ではOffice アドインと呼ばれています)も変わろうとしているという話しです。
現在のOfficeアドインのマニュフェストはXML形式です。
現在、Teams用マニュフェストはJSON形式でOfficeアプリ用マニュフェストはXML形式となっています。以下にファイル名と行数を提示します。
- Outlook アドイン XML形式 109行
- Outlook 日程調整アドイン XML形式 151行
- Teams タブアプリ JSON形式 37行
- Teams レールアプリ JSON形式 53行
実装先のアプリも違うので一概には言えませんが行数からもわかるとおりXML形式よりJSON形式の方が圧倒的に小さい記述になります。
Office アドインのマニュフェストとしてJSON形式のTeams マニフェストのプレビューが始まっています
Office アドインのマニュフェストとして現在JSON形式のTeamsマニュフェストのプレビューが始まっています。ここでXMLとJSONの違いは記述しませんが、簡単に言うとXMLはマークアップ言語出身でJSONはメタ言語出身です。またOffice アドインに特化した話しでいうとXML形式のマニュフェストではスキーマは7つもあり、Hosts要素でOfficeアプリも指定する必要がありました。
引用のようにJSON形式のTeamsマニュフェストをベースにしたJSON形式に移行することの重要な目的として、「Officeアドインの拡張を同じマニュフェスト形式とスキーマを使用して1つのユニットで配布することが出来ること」を目標に進めています。
One important improvement we are working on is the ability to create a single unit of distribution for all your Microsoft 365 extensions by using the same manifest format and schema, based on the current JSON-formatted Teams manifest.
引用元->「Teams manifest for Office Add-ins (preview)」
現在のTeamsマニュフェストのスキーマバージョンは1.15です。そのなかでOfficeのうちOutlookに拡張されたマニュフェストは1.13以上となります。
引用元->「Teams のアプリ マニフェストのスキーマ」
ちなみにOnTimeのTeams アドイン用マニュフェストはVer.1.13で記述しています。これはご想像の通りOutlookでのJSON形式マニュフェストの実装が出来た場合はすぐにでもご利用いただけるように常に準備を進めていると言うことです。
XML形式マニュフェストでの新しいOutlookへのアドオン追加
XML形式のマニュフェストの登録方法と新しいOutlookでの利用方法を記載します。(将来的にJSON形式のマニュフェストがGAされた際にはその方法も記載します。)
- Microsoft 365 管理センターで「設定/統合アプリ」に移動します
- 「カスタムアプリをアップロードする」をクリックします
- アップロード方法を「デバイスからマニュフェストフ、、、、」を選択します
この時に管理センターから選択できる拡張子は「.xml」しか現在は選択できません。
- 適宜ユーザーの割り当てを選択します
- アクセス許可の要求の承諾をします
- 展開の確認と完了
- 展開中
- 展開の完了
- アプリ一覧に表示されるのを確認します
以上で配布は完了です。次はOutlookでアプリを追加します。表示されるまで最大6時間程度かかるとのこと。
以上で新しいOutlookでXML形式マニュフェストでのアプリの表示状態です。
JSON形式のTeamsベースのマニュフェストがGAされた際には同じくステップでご案内します。