ユーザー基本情報等が同期されていない場合のエラーなどの確認方法について知りたい

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ディリーで行われるメンテナンスタスクのログを確認してください

ユーザーの基本情報やカスタム属性が取得する処理は、OnTime管理センターのグローバル設定/バックエンドで指定した時間に行われるメンテナンス同期タスクにより実行されます。defaultその同期が正常に行われたかを確認するためのログの参照先をご紹介します。

幾つかあるログのうち、今回はontimegcms.logを参照します。ログについては以下のFAQを参照ください。
→「OnTimeのログファイル名について説明してください
ontimegcms.logを日頃ご利用のテキストエディターかメモ帳などで開きます。ログは以下の画像のように左から淳に日付、時刻、ログレベル、詳細と出力されます。logfile

一般的にメンテナンスタスクで実行されると以下のようにタスクの起動と終了が記録されます。※のついたタスクはダッシュボードから手動で実行される同期と同じプログラムです。

INFO Running daily task ・・・メンテナンスタスクの起動
:
INFO Started DirectoryServiceRunnable ・・・ディレクトリ 同期タスク起動(同期対象をリストアップ) ※
:
INFO Finished DirectoryServiceRunnable ・・・終了
:
INFO Started UserServiceRunnable ・・・ユーザーとグループ 同期タスク起動(ユーザーやグループの詳細を取得) ※
:
INFO DynamicGroupSyncRunnable finished successfuly
INFO AclGroupsUpdateRunnable finished successfuly ・・・このような各処理が行われるログが記録されます
INFO OnTimeGroupCleanupStatement executed successfuly
INFO UserDefaultsMembersUpdateRunnable executed successfuly
:
INFO UserServiceRunnable DONE ・・・終了
:
INFO Started PermissionServiceRunnable ・・・アクセス権 同期起動 ※
:
INFO Finished PermissionServiceRunnable ・・・終了
:
INFO Started PhotoServiceRunnable ・・・写真画像 同期起動 ※
:
INFO Finished PhotoServiceRunnable ・・・終了
:
INFO Will run event sync today ・・・イベント 同期起動 必要が無い場合は実行しない ※
:
INFO Event sync finished ・・・終了
:
INFO Started attachment Cleanup ・・・添付ファイルクリーンアップ起動
:
INFO Finished attachment Cleanup ・・・終了
:
INFO Started Old Users Cleanup ・・・非同期ユーザークリーンアップ起動
:
INFO Finished Old Users Cleanup, 999 users were deleted ・・・終了
:
INFO Started StatisticCleanup ・・・スタティックスクリーンアップ起動
:
INFO Finished service statistic ・・・終了
:
INFO Started TimeOff restore event state ・・・不在申請処理起動
:
INFO Finished service timeoffrestoreeventstate ・・・終了
:
INFO Daily task finished ・・・メンテナンスタスク終了

上記ログの中で、ログレベルがERRORになっている箇所が見つかるかも知れません。そのERRORのログレベルの右に記載の詳細や前後のログを参照し原因分析に役立ててください。

ERRORにはToken期限によるエラーも表示されることが多分にあります。これはTokenが永続的に使用されていない先進認証によるもので、そのエラーが出た場合は、その後にTokenを再取得しているログがINFOとして記録されているはずです。

なお、原因についてはOnTimeが稼働するサーバーに起因するもの、ご利用のネットワークに起因するもの、そのタイミングのExchange OnlineやAzureADに起因するもの、などいろいろ考えられます。通常のトラブルシュートのように一つの情報だけでなく様々なソースから原因を確認ください。

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